おはようございます。
本日は、お客様に大事なご報告がありブログを更新させていただきます。
タイトルにございます通り、令和元年10月1日より運転代行料金を
値上げさせていただく予定でございます。
主な理由としまして、増税される消費税や高止まりのガソリン価格、
社員の賃金や福利厚生の部分の改善などでございます。
また、運転代行業の発展やお客様にもっと便利に安全にご利用いただくためにも
必要な措置としてご理解をいただきたく思います。
運転代行業の現状を少しお話させていただきます。
運転代行業は、開業のハードルが決して高くないため
どこかで勤務されている運転手が気軽に開業してみるなどの事例が多く、
経営知識やビジョンを持たないまま開業される方も多い業種で
開業後仕事を受けるために”料金を安くする”という手段での集客をされる業社が多く、
その結果値下げ競争が激化し全国的にもビジネスとして難しい業種となっております。
タクシー業界のように組合などで最低料金が保護されていないため、
価格競争に歯止めがかからず、その結果運転手に最低賃金を払うのも難しく、
雇用ではなく運転手と業務委託契約を結び、売り上げの何%などの委託料を実質の給与としている
業社も多く、売り上げの少ない日では時給にすると数百円となってしまうこともあるようです。
お客様が短時間に集中する業種のため、利益のみを考えると営業時間も6~7時間くらいの業社が主で、
代行の運転手のみでは人並みの所得を手にすることは難しく、
副業の方や年配の本業をリタイヤされた方が中心となっており、
運転手の平均年齢もかなり高めとなっております。
保有率の低い2種免許が必要なところも重なり、全国的にも人材不足が日に日に増しております。
愛知県は運転代行の普及が他の県よりかなり遅かったことで、代行業者が増える前に料金が下がり
ビジネスとして難しくなったことにより需要に供給が追いつかない状況が続いており、
お客様もご利用しにくい状況です。無保険で営業される業者もあるようで、万が一のことを考えると
決して安心して利用できる状況ではございません。
このような状況は国も把握してきており、保険関係の確認や法令遵守の徹底、
また、社員の福利厚生や適正な営業が可能な”運転代行の最低料金”を都道府県ごとに
設定できる法案が可決されました。しかし、まだ設定されている都道府県はない状況です。
私は、N代行を開業した時からこのような状況を把握した上で、社会貢献度の高い運転代行業を
通常のビジネスとして変えていきたい。そして飲酒運転を撲滅させたいと考えてきまして、
現状以上の料金をお客様からいただくには、現状の一般の運転代行のもっともっと上をいく、
ただお客様のお車を運ぶだけではないサービスを提供することが必要と感じ、
N代行が当初より掲げる”ワンランク上のサービス”を目指してきました。
私は、N代行の運転手に高い責任感と誇りを持ち業務に取り組んでいただきたい。
そのためには、賃金や福利厚生を充実させ、胸を張ってこの仕事を本業として従事していただきたく、
できる限りのことを考え行動してきたつもりです。
そして社員もそれに十分以上に応えてくれて、今のN代行がございます。
開業よりもうすぐ2年となり、N代行も岡崎市の方々に少しずつ覚えていただけるようになりまして、
もちろんまだまだ至らぬ点も多くございますのは重々承知の上で、N代行のサービスを
ご理解・ご満足いただけた方には値上げのご理解をいただけると信じ、今回の決断となりました。
N代行の業務拡大と共に同業他社様も一緒に成長して、最終的にお客様が利用しやすい
安心・安全なサービスとして運転代行をご利用いただける環境が整うことを目指して、
岡崎市においてはその先導者として歩いていく所存です。
10月よりの値上げに向けて、再度社員教育などを徹底している状況ですので、
皆様のご理解をいただけた上で、今後もN代行をご利用いただけるよう心よりお願い申し上げます。